ガラス品質検査装置 SOFTSOLUTION

LINESCANNERは、ガラス加工産業向けの品質管理プロセスを合理化するために設計された包括的なソリューションです。
高度な画像処理技術と高度なアルゴリズムにより、単板ガラス、複層ガラス、自動車用ガラス、加工ガラスなどガラス表面
とエッジの欠点や寸法を検出・分析し、生産するすべてのガラスが最高水準の品質と性能を満たすように設計された高精度
な検査システムです。
この最先端技術を製造工程に導入することで品質管理能力を高めるだけでなく、継続的な改善と顧客満足への取り組みにも
つながります。

単板ガラス、複層ガラス、自動車用ガラス、加工ガラス、ポリカーボネート、フィルムなど、透明なガラス製品のあらゆる品質検査に対応するソリューションです。　平らなガラス製品について、傷、異物、エッジの欠け、スクリーン印刷、棒状などの光学的欠点や 全体寸法、ドリル穴の直径、位置などの寸法的不良を検査します。　ガラスの厚み、コーティング面および構造を迅速かつ容易に調べることができます。 特別に開発されたガラスエンコーダの使用により、欠点の位置とサイズを最適に表示することができます。　90° Telecentric Light技術を用いた最高水準のガラス検査は、あらゆる生産ラインに対応できるよう設計されています。縦型・平型を問わず、プロセスが途切れることなくスムーズに設置が可能です。

この革新的なシステムは、フロート、強化、合わせ、IGユニットなど、あらゆる種類のガラスの品質、寸法、アニソトロピー（異方性）を測定します。AI技術によって強化された当社のソリューションは、シンプルで分かりやすいモニタリング、データベースの蓄積、ならびに認証管理を提供します。これまでで最小の設置面積で、貴社の業務に無理なく統合することができます。このセンサーベースの技術は、90°平行光技術と組み合わされ、カメラベースのシステムと比較して、より精密な検査を可能にしました。

透過率の均一化と低コントラストの傷（コーティングの傷など）の検出を可能にするため、グレー値を65,536に増加しました。

縦型、平型の両方に対応するLineScannerは、複層ガラスユニットやロゴの正確なチェックを保証します。AIを搭載し、傷と汚れを区別して不具合を分類します。コンパクトでメンテナンスが容易な設計で、操作性に優れたインターフェイスを備え、ExcelまたはPDF形式のレポートを自動生成します。
▶16ビット・テクノロジーによるガラスの品質検査（傷、混入物、コーティングの不良、可視範囲のブチルの不良など）
▶画質微調整用の直感的感度設定
▶輝度と明暗差によるスキャン精度の細かい調整が可能
▶ERPシステムとのデータリンクによるスペーサーのクリアランスチェック、または最小値/最大値の測定
▶ERPシステムとのデータリンクによる層内スペーサーの精度および配置の検査
▶ERPシステムとのデータリンクによる複層ガラス全体の検査
▶二次元バーコード対応
▶顧客毎の個別のパラメータ設定
▶刻印位置と品質検査（オプション）
▶AIを用いたニューラルネットワークによる最適なエラー分類
▶多くの機能強化が施された新しいGUI（グラフィカル・ユーザー・インターフェース）
▶LineScanner Management Console - Web 上でリアルタイムの LineScanner 生産評価にアクセス可能

ガラスの種類によって、要求される品質も異なります。そのため、LineScannerには革新的な感度制御ツールが搭載されており、毎回完璧な結果を得ることができます！
▶使いやすく、コントロールに独自の方式を採用
▶複数のエンコーダを自動調整可能なウィザード方式のガラス長測定用エンコーダキャリブレーション
▶シングルスクリーン・ソリューションに基づく感度調整を提供
▶シンプルな操作感
▶信頼性が高く、メンテナンスが容易

適用対象：
▶ オーダー項目毎
▶ オーダー毎
▶ 取引先毎
▶ ガラスの種類毎（フロート、強化ガラス/倍強化、合わせガラス）
▶ 初期値

品質設定内の選択肢:
▶ 異なる品質領域（中央、外周など）
▶ DXFに基づく独自の品質評価域
▶ 欠点情報の集計
▶ 公差、警告、エラー

▶ データ連携による複層ガラス構成と実測値と照合
▶ 各ガラスの厚み
▶ コーティングサイド
▶ 複層ユニット総厚み
▶ エッジ周りのチェック対象箇所

EyeGuideは、LineScannerが検出した欠点を実際のガラス上に直接表示します。
これにより、オペレータは欠陥の位置を容易に把握することができます。

LineScannerは、特別に設計されたエア式ガラスエンコーダを装備しており、ガラスの精密な測定を可能にし、外形と内部の両方の構造を注文の仕様と照合することが可能となっています。
これにより、シャワードアやキッチンの背板など、内装用ガラス製品の良否判定を製造現場で正確に行うことができます。
品質と寸法の設定では、ドリル穴の直径と位置だけでなく、内側と外側の外形公差設定を容易に明確に管理できます。
さらに破損値だけでなく、警告値も保存することができます。この警告値は、各ガラスのデータ記録保管先に掲載したり、証明書を発行してお客様に文書化することもできます。

▶システムは学習と適応を行い、今後の判定を改善　　　　　　 ↑黄色：警告、赤色：エラー
▶誤った品質判定を減らすことが可能

▶警告とエラーのレベルを分類
▶個々の許容範囲を分類
▶ニューラルネットワーク技術に基づく信頼性の高い適合率を提供

▶LineScannerとOspreyからのデータを取り込むことが可能
▶スタッフによる評価を含めた特定のガラスやスキャンの情報を検索
▶個別のERPデータ間の連係
▶ガラス／スキャン1枚につき証明書を印刷
▶スケジュールに基づいた自動レポート
▶重要なワークフローの効率化および、問題を低減するために個別の統計データを活用